【初心者むけ】有価証券報告書の読み方を3つのポイントで解説

「有価証券報告書って名前は聞いたことはあるけど、どこを読んでいいかわからないなー」
こんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

こういった疑問にお答えします。

✅本記事の内容

  • 有価証券報告書とは
  • 有価証券報告書を読むための3つのポイント

この記事を書いている僕(@craftprogramer)はWebエンジニアとして内定したものの自分にはプログラミングが向いていないことを確信し、Webマーケターになったものです。



「有価証券報告書」は上場している企業が、事業年度ごとに継続して会社業績などを開示する書類です。

投資をするなら、企業が「どのような事業を行っているのか」「どの程度の利益を得ているのか」などを知る必要があります。

上場企業の経営分析を行うには、この有価証券報告書を活用しましょう。

しかし実際には100ページ前後で構成される有価証券報告書もあり、「どこ」を「どう読むのか」がわからない人が多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では有価証券報告書を有効に活用するために、有価証券報告書の概要とその読み方のポイントを紹介していきますね。

有価証券報告書とは

有価証券報告書は、上場する企業が事業年度ごとに作成する資料です。

その企業の決算発表から3カ月ほど期間が空いてしまいますが、その分いろんな情報が盛り込まれています。

本文は二部に分かれており、第一部が「企業情報」、第二部は「提出会社の保証会社等の情報」です。有価証券報告書は、企業の情報が書かれている第一部がメインとなります。第一部に記載される内容を見てみましょう。

有価証券報告書を読むための3つのポイント

有価証券報告書で注目すべき箇所は3つあります。

  • 企業の概要
  • 事業の状況
  • 経理の状況

企業の概要

「第1 企業の概要」では、「5 従業員の状況」をチェックしましょう。記載されている内容は次のとおりです。

「5 従業員の状況」に記載される内容

  • 従業員数
  • 平均年齢
  • 平均勤続年数
  • 平均年間給与

ここでは平均継続年数に注目しましょう。平均継続年数があまりにも短い企業には注意が必要です。

平均勤続年数が短い場合、離職率が高い可能性があります。

例えば離職率高い原因が「労働環境」にある場合、ニュースになるような大きな問題に繋がることもあるからです。

ただし、次のような場合にも平均継続年数は短くなります。

  • 設立年数自体が浅い
  • 新しく採用した社員数が全体の過半数を占める

これらの場合、離職率が高いわけではなく、ただ「入社してからの年数が短い社員が多い」ということになります。

事業の状況

「第2 事業の状況」では、「1 業績等の概要」「3 経営方針、経営環境及び対処すべき課題」「4 事業等のリスク」に注目しましょう。

「1 業績等の概要」には、直近の業績やセグメント別の業績、地域別の業績などがまとめられています。「どのような事業を行っているか」「どのような部門があるか」、それぞれ「どのくらい利益を出しているか」などが大まかにわかります。


例えばIT系企業で「メディア事業」「制作事業」「インターネット広告事業」、お菓子メーカーで「菓子部門」「冷菓部門」「乳製品部門」など、セグメントは企業によって異なります。
なかにはセグメントが単一の企業も。そういった場合には商品別の業績など、セグメント別以外の内容で記載されています。 「3 経営方針、経営環境及び対処すべき課題」や「4 事業等のリスク」に書かれているのは、「その企業がどのように課題設定をしているのか」や「その企業にどのようなリスクがあるのか」です。

特に課題設定に関しては、直近2~3年分の有価証券報告書を読むことで、その企業が課題にどのように向き合っているのかを読み取ることができます。

これらの「第2 事業の状況」に記載されている内容については、それぞれの企業の特徴を知るために、競合他社と比較するのがオススメです。

経理の状況

「第5 経理の状況」では、各種財務諸表が記載されています。「1 連結財務諸表等」のなかでも次の3つをチェックしましょう。

チェックすべき3つの財務諸表

  • 連結貸借対照表
  • 連結損益計算書
  • 連結キャッシュ・フロー計算書

貸借対照表とは、企業が事業資金を「どのような状態で保有しているか」や「どのように集めたか」を見るための書類です。資産・負債・資本に分類され、記載されています。

損益計算書は、企業の「利益」に注目し、期間ごとの経営成績を見ることができる書類です。

キャッシュ・フロー計算書では、「実際のお金の流れ」からその企業の経営状態を知ることができます。

まとめ

有価証券報告書について少し理解が深まりましたでしょうか?

正直なところまず木になる企業の有価証券報告書をひたすら読み込むことが大切です。

もし最初それが難しければ、下に貼ってあるもう少し簡単な決算短信から読むことをおすすめします。
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