【初心者向け】国債とは?仕組みや利回りについてわかりやすく解説

「国債って聞いたことあるけど国の借金ってこと以外わからないなー」
こんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

こういった疑問にお答えします。

✅本記事の内容

  • 国債とは
  • 国債の種類
  • 個人向け国債
  • 国債のメリット
  • 国債のデメリット
  • 国債を購入できる証券会社
  • 国債は安全性が高い

この記事を書いている僕(@craftprogramer)は都内のベンチャー企業でWebマーケターとして働いています。
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資産運用の方法としては銀行の期預金や株式、投資信託などがありますよね。

でも「銀行預金はほとんど利子がつかない」、「株はなんだか危なそう」という印象を持つ人もいるのではないでしょうか。

そんなとき国債購入が1つの選択肢となります。

普通預金の金利が0.001%なのに対し、国債は最低金利が0.05%。

国債は普通預金に比べると金利が高く、国が元本の返済を保証しているので株より安全性も高い運用先なんです。

この記事では国債購入にあたっての「特徴」「メリット・デメリット」「おすすめの証券会社」を解説します。

国債の仕組みを解説!元本保証で安定した利回り

国債は国が発行する債券※のことです。国家が財政支出を税収で補いきれない場合、国債を発行します。国家による借金の申し出に賛同した投資家は国債を購入し、国にお金を貸し出します。

債券とは
不特定多数の人から資金を借りる際に発行される借用証書のこと。企業が発行する場合は社債、地方公共団体の場合は地方債と呼ばれます。

2018年時点の国債発行総額は149兆円を超え、2018年度も新しく33兆円程度の国債が新規に発行されました。国債の大半は銀行や年金基金など大口の投資家が購入していますが、個人でも国債を買うことができます。

国債の運用益は利子が基本!

債券は投資家に対する借金なので、発行主には返済義務があります。

国債の場合満期まで保有すれば、最初に投資した「元本」と追加の「利子」を受け取ることできます。

国債の利益は{(償還金-購入価格)+利子}です。

個人向け国債の場合、償還金と購入価格は同一
利回りは運用益の合計を運用年数で割れば計算できます。

国債の利回りについては「利回りとは?株式や投資信託での利用例も紹介」でも解説しています。

国債は発行目的や利払い方式によって種類が異なる

一口に国債といってもその種類は様々。

国債に投資する人にとって気になるのは、「どの国債で利益がどれくらい出るのか」でしょう。

国債には、利子がつく「利付国債」と利子がつかない「割引国債」があり、利払い方法が違います。

次から詳しく見ていきましょう。

利付国債は安定した利子の支払いがある

利付国債は利子が半年に一度、年に二回支払われ満期時には元本が償還される国債です。

このうち利子額が固定のものが「固定利付債」、変動するものが「変動利付債」。

利率によって、受け取れる利益がかわります。

個人が少額から購入可能なのは「個人向け国債」と呼ばれる商品です。

利付国債の種類


※1:個人への販売は停止中
※2:個人向け国債のうち、3年、5年ものは固定利付債。10年ものは変動利付債です。
「物価連動債」は、元本と利子額が全国消費者物価指数に連動して増減するタイプ。ただし個人が直接購入することはできません。

割引国債には利子の支払いがない

割引国債は予め額面を下回る金額で発行され、満期日に額面価格で償還される国債。

利子はありませんが、償還金と購入金額の差額が利益となります。

発行時に満期日が設定されるのは利付国債と同様です。

2009年に2ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年の国庫短期証券として統一されました。
現在は法人への販売のみで、個人が購入することはできません。

一般投資家には個人向け国債がおすすめ!金利は固定と変動を選べる

個人向け国債は2003年3月10日から発行されています。当初は10年もの国債しかありませんでしたが、2006年1月からは5年もの、2010年7月からは3年もの国債も発行を開始しました。

3年、5年ものは金利が固定、10年ものは金利が変動です。1万円から購入可能で、途中換金もできるなど、個人が投資しやすい特徴を備えています。

個人向け国債の特徴


※1:基準金利は利子計算直前の10年固定利付債の平均落札利回り
※2:3,5年ものの基準金利は利子計算2営業日前の市場実勢利回りを元に算出した想定利回り
※3:換金直前2回分の利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれる
10年もの国債は半年ごとに金利が変動。

将来金利が上昇すれば受け取る利子が増加しますが、金利が下がれば利子も減少します。

ただし最低金利の0.05%以下にはなりません。

3、5年もの国債は満期まで利子が変わらないため、現時点で将来の収益を計算できます。

しかし将来大幅に金利が上がっても、その恩恵を受けることはできません。

新窓販国債はいつでも売却できるが元本割れの可能性も

2007年10月からは新窓販国債の販売も開始されました。

個人向け国債とは異なり、「いつでも売却可能」「法人でも購入できる」などの点がメリットと言えます。

個人向け国債10年ものは変動金利なので、固定金利で10年国債を持ちたいという人もこちらを購入するのがよいでしょう。

新窓販国債の特徴


※売却金額はその時々の市場価格
ただし、新窓販国債の注意点は「元本保証がない」ことです。

満期を待たずに換金したい場合、市場価格で売却することになるので、元本割れを起こす危険性もあります。

また最低金利も設定されていないので注意してください。

国債のメリットは少額購入と安全性

国債には投資信託や株式投資にはないメリットがあります。ここでは個人向け国債を中心としたメリットをみていきましょう。

国債は少額投資に適している

個人向け国債は1万円から購入できます。

投資信託や単元未満株であれば、100円や1,000円からでも購入可能ですが、手数料が割高になったり、どの商品を選ぶべきか迷うケースもあります。

新規発行の国債なら購入手数料や売却手数料は不要。投資対象も個人向け国債なら3種類しかないので、選びやすいです。

国債は安全性の高い投資先である

国債の発行元は国です。国家が破綻しない限り、利付国債であれば元本は必ず満期日に返ってきます。

銀行預金であっても、元本保証は最大1,000万円まで。

投資信託や株式の場合は元本保証がありませんから、国債は安全性の高い資産と言えます。

国債は銀行に預金するよりも金利が高い

みずほ銀行のような大手の金融機関でも定期預金の金利は0.01%程度。

個人向け国債の最低金利は0.05%ですから、投資家は銀行にお金を預けるよりも国債を購入した方が高い運用利回りを期待できます。

国債のデメリットは途中換金の手数料や国家のデフォルトリスク

国債にも当然デメリットがあります。代表的なものは次の3つです。

個人向け国債はすぐに取り出せない

個人向け国債は原則購入後1年経たないと、途中換金できません※。

※大規模な自然災害や保有者が本人が死亡した場合は期間に関わらず換金可能。
解約すると中途換金調整額として「直前2回分の利子×0.79685」が割り引かれてしまいます。

国債は投資信託と比べて期待できるリターンが少ない

2018年現在、日本経済は低金利の状態が続いています。金利が低いということは、国債の利回りも低いということ。例えば2018年12月に募集されている個人向け国債と新窓販国債の金利は次のとおり。

2018年12月募集の個人向け国債と新窓販国債の金利


個人向け国債は最低金利の0.05%。新窓販国債の3,5年ものは低金利を理由に募集を行いませんでした。

国債の金利は銀行の普通預金に比べれば高いのですが、投資信託に比べると低いことも多いです。

「ニッセイ 日経225インデックスファンド」という投資信託の3年間のトータルリターン※は7.93%。「ひふみプラス」という商品なら5年間で13.58%のトータルリターンでした。(2019年6月現在)

トータルリターンとは
投資信託の値上がり益だけでなく、分配金の収益なども加味した運用益のこと。

投資信託は元本保証はありませんが、国債よりも高いリターンが期待できます。

国債には国家のデフォルトリスクがある

個人向け国債は元本保証があります。しかしそれが国家が破綻しないという前提です。

国家がデフォルト(債務不履行)の状態になった場合、投資したお金は返ってこない危険があります。

実際2010年以降に発生したギリシャ危機では、国家の財政赤字が大きくなり過ぎ、デフォルト不安が広がりました。

国債は銀行やネット証券で購入可能

国債は都市銀行やゆうちょ銀行など全国の金融機関で購入できます。詳しくは財務省のホームページで確認できます。

下の表は「個人向け国債」と「新窓販国債」を購入できる主なネット証券会社です。

国債を取り扱う主な証券会社


個人向け国債の購入や売却に手数料はかからないため、基本的にどの証券会社で購入しても大きな違いはありません。

ただし一定金額以上投資するとキャッシュバックを行ってくれる証券会社もあるので、これらの会社から購入するのもおすすめです。

キャッシュバックキャンペーンを行う主な証券会社(2019年6月現在)


SBI証券と楽天証券は少額の投資でもキャッシュバックを受けられます。

この2つの証券会社について次から詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。

少額投資での国債購入なら楽天証券

楽天証券は10万円の取引からキャッシュバックがあります。

他の証券会社と比べて、少額からキャッシュバックが受けられておトクです。

楽天証券のキャッシュバックキャンペーン(2019年6月)


キャッシュバックで付与されるのは「楽天証券ポイント」になります。

楽天証券ポイントは楽天スーパーポイントと1:1で交換可能。楽天市場等での買い物に使えるほか、投資信託の購入に充てることもできます。

キャンペーンは、毎年6,12月の年2回実施するケースが多いようです。

楽天スーパーポイントをよく利用する人には、楽天証券で国債を購入するのがおすすめ。

こちらから楽天証券の口座を開設してみてください。

SBI証券はキャンペーンを毎月実施

SBI証券は50万円以上の購入でキャッシュバックの対象となります。

SBI証券のキャッシュバックキャンペーン(2018年12月)


※キャッシュバックの上限は25万円
SBI証券では、キャンペーンを毎月実施しているのがポイント。
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楽天証券のキャンペーンがない月は、SBI証券から申込みするのがいいでしょう。

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