金利と株価の関係を解説!取引を有利に進める金利の見方とは

「金利と株価の関係ってどうなってるんだろうか」
こんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

こういった疑問にお答えします。

✅本記事の内容

  • 金利が経済に与える影響
  • 金利変動を見て株取引を有利に進める
  • 金利の情報にアンテナを張ろう

この記事を書いている僕(@craftprogramer)は都内のベンチャー企業でWebマーケターとして働いています。
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金利は、株価の動きを予想するうえで有力な参考材料の1つです。

金利が変動すると経済全体に影響を与え、結果的に株価も動きます。

金利が高ければ支払う利子やもらう利息は多くなり、金利が低ければ利子や利息は少なくなるんですよ。

また金利は「景気」という経済そのものだけでなく、「国債」や「為替」にも影響を与えます。そして、それぞれが株価の変動に繋がっているのです。

この記事では「金利」と「株価」の関係性や、金利変動の分析方法を解説します。株取引の参考にしてくださいね。

金利が動けば経済も動く!金利と株価の結びつきが強いワケとは

金利が景気に与える影響を理解すれば、「金利と株価の関係性」も理解できます。金利は景気のバランスを調整する目的で、日本銀行により決められるのです。

金利変動は景気動向に影響を与えるため、株価にも多大な影響をもたらします。

まずは景気について簡単に説明しておきますね。

景気とは、売買や取引における経済活動の良し悪しを表すものです。企業の業績や生産性、雇用状況など複数の基準から算出されます。
世の中全体でお金の消費が活発になれば「好景気」、お金の動きが鈍ければ「不景気」という言葉を使うのが一般的です。

景気変動は、株価の値動きと連動しています。

好景気になると企業の成長性が見込めるので、株を買う投資家が増えて株価は上昇。一方、不景気になると企業の成長性に期待できないため、株を売る投資家が増えて株価は下落します。

景気上昇で株価は上がり、景気下降で株価は下がるのです。
金利が景気に与える影響について、「好景気」と「不景気」それぞれの視点から確認しましょう。

好景気はいいことだけじゃない!金利を変動させる目的とは

景気がよくなり過ぎると、日本銀行は金利を上げることで景気を落ち着かせます。

好景気の場合に経済へ与える影響は、次のとおりです。

好景気の場合、経済に与える影響

  • 業績を伸ばす企業が増加
  • 収入を上げる人が増え、モノやサービスへの消費が活発化
  • お金の流通が増え、物価やサービス料金が上昇(インフレーション)

好景気は世の中のお金回りがいい状態。企業も個人もたくさんお金を使えて、ハッピーなイメージがありますよね。しかし、景気がよくなりすぎても経済はうまく回らないのです。

物価やサービス料の高騰に歯止めがきかなくなると、資金繰りが間に合わない企業は倒産。倒産に伴い職を失った個人が自己破産するなど、最悪のケースが想定できます。

日本銀行はこうしたリスクを事前に回避するため、金利を上げることで景気を落ち着かせるのです。

個人であれば、金利アップで消費活動が消極化。法人の場合は金利アップで銀行から融資を受けづらくなり、新規事業や設備投資などに資金を使えない状況になります。

結果的に社会全体のお金が回りにくくなり、物価やサービス料は下がって景気は落ち着いていくのです。

不景気は早急に打開したい経済状況!金利を下げて景気回復

不景気は、経済成長が鈍化している状況。日本銀行は、金利を下げることで景気を回復させます。

不景気の場合、経済に与える影響は次のとおりです。

不景気の場合、経済に与える影響

  • 業績を落とす企業が増加
  • 収入を下げる人が増え、モノやサービスへの消費が鈍化
  • お金の流通が減り、物価やサービス料金が下降(デフレーション)

不景気は好景気とは逆に、世の中のお金回りが悪い状態。法人も個人も使えるお金が少なく、経済全体が暗いイメージです。日本では1990年台にバブルが弾けて以降、約20年もの間大不況に陥りました。

物価やサービス料が下がっても、使えるお金が少なければ意味がないですよね。不景気からすぐにでも脱却しなければ、日本の経済成長は期待できません。

そこで日本銀行は金利を下げることで、景気回復を狙います。

個人であれば金利ダウンで消費活動が積極化。法人の場合は金利ダウンで銀行から融資を受けやすくなり、新規事業や設備投資などに資金を使える状況になります。

お金の流通が増えれば、物価やサービス料が下がり景気はよくなっていくのです。

金利の変動は国債と為替にも影響!金利変動の分析方法を解説

国債は、株価に影響を与えます。金利が動けば為替が変動し景気を刺激。結果的に株価にも影響を与えるのです。

金利の変動を分析し「株取引」を有利に進めたいなら、金利変動が「国債」と「為替」にも影響を与えていることも理解する必要があります。

「国債」と「為替」が金利とどんな関係にあるのか、詳しく見ていきましょう。

国債の性質を理解して金利変動を分析!国債と株価の意外な関係性とは「国債」と「株価」は意外にも関係性があるのです。国債の性質を理解することで金利の変動を予測でき、株価の動きを読むことに繋がります。

国債について簡単に説明しますね。

国債とは金融商品のひとつです。

国が個人からお金を借りて利子を支払う仕組みで、支払われた利子が投資家の儲けになります。

国が利子と元本の支払いを保証してくれるので、低リスクで資金運用が可能。国は「国債券」という債権の証明となるものを発行して市場に流します。
投資家は「国債券」を証券会社や銀行、あるいは投資家と売買することで取引可能です。

国債は利子が儲けになる金融商品なので、金利変動による影響は多大。「国債券の価格」は高金利のときほど高騰し、低金利のときほど下落します。

国債が株価に影響を与えるまでの流れ

  1. 景気が悪くなる
  2. 日本銀行が金利を下げる
  3. 国債の利回りが減るため、国債を売る投資家が増える
  4. 金利が下がると企業は業績を伸ばしやすくなる
  5. 株取引で資産運用する投資家が増える
  6. 株取引が盛んになり、株価が上がる

たとえば金利が低くなると国債の儲けが減るので、投資家は国債を売り始めます。投資家の資産は国債からキャッシュに変わり、別の資産運用を検討するのです。

別の投資商品を検討するうえで、投資家が重視するのは「金利が低いときに儲けを出しやすい金融商品かどうか」ですよね。

前章で説明したとおり低金利のときに株価が上がるので、国債から株に乗り換える投資家が増えます。

投資家が国債を売り、株を買うことで株価は上昇するのです。このように、国債と株価には関係性があります。

金利が変わったときは、国債への影響も確認して株取引を有利に進めましょう。

海外の金利も株価に影響あり!為替をチェックして株価の動きを読もう

日本に金利があるように海外にも金利があります。海外の金利変動が、日本企業の株価に影響を与えるケースもあるのです。海外の金利動向をチェックするときは「外国為替」を見ましょう。

海外の通貨に対して「円安」なら株価は上がり、「円高」なら株価は下がる傾向があります。

米ドルと日本円を例に、為替が日本円に与える影響を確認しましょう。

たとえば日本の金利が低く、アメリカの金利が高い場合、米ドルの資産を増やした方がお得です。投資家は、日本円を売り優先的に米ドルを買おうとするため、日本円の価値は下がり「円安」になります。
日本の金利が高くアメリカの金利が低い場合は、日本円の資産を増やす投資家が増え「円高」となるのです。

円安・円高の場合に、為替が経済に与える影響を確認しましょう。

円安・円高が経済に与える影響


海外事業での利益が多い企業や貿易会社は、為替変動による影響を受けて株価が動きやすい傾向にあります。

為替を株取引に役立てる際は、四季報や証券会社が提供するデータで企業情報をチェックしてみましょう。

「四季報が無料で閲覧できる証券会社一覧」や「四季報の読み方」については、次の記事で詳しく紹介していますので参考にしてください。
会社四季報の読み方をマスター!株式投資に必要な指標をチェック

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